リハビリテーション学部理学療法学科

昼間
4年制
定員
40名
Physical Therapy理学療法士とは

多様な運動の手段を使って、
幸せな人生を送ることを支援する

理学療法は、動けるようになるため、様々な運動や物理的刺激を駆使します。様々な運動とは、自分で行う運動、助けてもらって行う運動、装具やロボットなどを使った運動があります。物理的刺激とは温かくする刺激、電気刺激、ストレッチなどがあります。
動きの改善は「その人らしい」ものでなければ人々にとって満足度は得られません。多くの選択肢の中から幸せにつながるその人にあった運動を提供できる理学療法士を目指して日々高め合いたいと思います。

理学療法学科の特徴

  • 01

    座学×実技
    で効率的に学べる

    座学による知識の学習と実技や演習による体験の学習を効率的に関連付けて配置し知識と技術を実感しながら習得します。

    関連科目

    • 人体構造学実習
    • 生理学実習
    • 運動学実習
    • 動作分析学実習
    • 地域理学療法学実習
    • 理学療法評価学実習
  • 02

    健康×理学療法
    を学べる

    病気やケガへの治療的な理学療法と病気や障がいに至らないための予防的な理学療法を総合的・連続的に学習します。

    関連科目

    • 健康マネジメント論
    • 予防医学
    • ヘルスケア
      マーケティング論
    • 健康教育学
    • 健康と食の科学
    • スポーツ理論・実技
  • 03

    障がい×理学療法
    を学べる

    地域で生活できる力の身体的支援や環境支援を多職種理解の中で幅広く学び、障がいを持つ方と支える方々の幸せな生活の実現を目指します。

    関連科目

    • 発達障害系
      理学療法学
    • 内部障害系
      理学療法学
    • スポーツ障害系
      理学療法学
    • 運動器障害系
      理学療法学
    • 神経障害系
      理学療法学実習
    • 老年期障害系
      理学療法学

PICK UP授業

  • 物理療法学

    物理療法の理論を理解するとともに病態に応じた物理療法を選択でき、さらに各種物理療法機器の取扱いをできるようにする。

  • 動作分析学実習

    各検査機器を用いて「運動」を客観的に捉え、科学的根拠を意識しながら動きを解釈することができるようにする。

  • スポーツ障害系理学療法学

    スポーツ障害の発生機序、該当関節の機能解剖、多関節の運動連鎖からスポーツ障害について学ぶ。

  • 高齢者健康づくり政策論

    高齢者の健康問題や課題を理解し、行政による高齢者の健康教育および健康づくりについて学ぶ。

本学で学べる理学療法士の仕事

一般的なリハビリ系大学、専門学校で学べること
  • 基本動作能力の改善を目指す(運動プラン)
  • 運動療法
  • 物理療法
  • ロボット利用を含む装具療法
アール医療専門職大学だから学べること
  • 障がいのある乳幼および小児の発達と教育の包括的な支援をする
  • 労働者や高齢者における障がい予防と健康増進の支援をする
  • スポーツ健康産業(フィジカルマネジメント)の仕事を行う
  • 保健所など行政機関、特別支援教育機関の仕事を行う
  • 運動プランの提供

    専門的知識を用いて、高齢者へ健康づくりやからだの動かし方、運動プランを考え、提供をします。

  • 幼児や児童等の教育サポート

    障がいのある幼児や児童の心理や行動を分析し、運動を提供します。また、学校等の教職員に運動障害に対するアドバイスもします。

  • フィジカルマネジメント

    スポーツ関連や障がい者スポーツに関わる方へ、専門的知識を活かして身体管理のマネジメントを提供します。

理学療法士のキャリアプラン

理学療法士は、病気やケガで動くことが難しくなった方やがある方に対して、「座る」「立つ」「歩く」「立ち上がる」といった基本的動作能リハビリテーションを行う仕事です。

  • 身体障がい領域

    幅広い疾患に対して、機能改善のためのプログラム作成や物理療法や運動療法を用いて基本的動作能力の回復を図ります。
    【活躍できるフィールド】総合病院、リハビリテーション施設、身体障がい者福祉センターなど

  • 発達障がい領域

    生まれつきの機能障害などにより姿勢保持や運動機能の発達が遅れている子どもに対し、発達を促すリハビリテーションを行います。
    【活躍できるフィールド】小児科専門病院、特別支援学校、児童発達支援事業所、放課後等デイサービスなど

  • 老年期障がい領域

    加齢に伴う身体機能の低下に対するプログラム作成やメタボリックシンドローム、腰痛、肩こり解消などの健康指導も行います。
    【活躍できるフィールド】介護老人保健施設、通所・訪問リハビリテーション、地域包括支援センターなど

  • 研究領域

    運動生理、動作解析、運動発達などの基礎研究、リハビリテーションロボットに関する研究を盛んに行っています。
    【活躍できるフィールド】大学などの教育機関、一般企業など

  • スポーツ領域

    各種スポーツ選手のケガの再発予防、トレーニング指導、アイシングやテーピングによるコンディショニング指導なども行います。
    【活躍できるフィールド】整形外科クリニック、プロスポーツトレーナー、障がい者スポーツトレーナーなど

4年間のカリキュラム

学科長メッセージ

豊かな感受性と確かな技術を身につけた理学療法士を目指しましょう

医学の領域における理学療法士の役割は、「動き」を治療することです。病気やケガで歩けなくなった人を再び歩けるようにすることなどは大事な仕事です。そのためには、医師などの医療スタッフやご家族と一緒に課題を共有することはもちろん、患者様の苦しみや辛さも共有しなければいけません。豊かな感受性を持ち続けることと、科学的視点をもった確かな技術が必要なのです。さらに、病気やケガがおきないように支援する予防や、人生の終末まで生活を支援する介護においても理学療法士は求められています。

理学療法士はやりがいのある仕事です。私たちと一緒に科学的実践家を目指しましょう。

リハビリテーション学部
理学療法学科
学科長 縄井 清志